講演者プロフィール

ビル・アンドリュース博士(Bill Andrews, Ph.D.)

1951年12月10日生まれ。科学者、アスリート、エグゼクティブとして、限界に挑み、挑戦を続けている。寿命延長のトピックに関する数々のドキュメンタリーに登場。映画「The Immoralists」で、オーブリー・デ・グレイと共演。36年間のバイオテクノロジーのキャリアの中で、過去24年間、テロメアのメンテナンスを通して人間の寿命および健康寿命を延ばす方法を発見することに注力。ヒトテロメラーゼのRNA成分およびタンパク質成分の主要な発見者の1人として、1997年に「その年の著名な国内発明家・発案者(National Inventor of the Year)」で2位を受賞。 Armos CorporationおよびCodon Corporationの上級科学者、Berlex BiosciencesおよびGeron Corporationの分子生物学のディレクター、EOS Biosciencesの技術開発ディレクターを務めた。
テロメラーゼに関する50以上の米国発行の特許および査読済み科学誌に発表された発明家であると同時に、ウルトラマラソンの熱心なランナーでもあり、定期的に100kおよび100+マイルで競走し、同年代層のトップで完走すること多数。デス・バレーやヒマラヤなど、最も過酷な環境で行われるレースに出場するため、世界中を訪れている(映画「The High」で紹介)。

落谷 孝広 教授

1988年大阪大学大学院博士課程修了後(医学博士)、米国ラホヤがん研究所(現・SFバーナム医学研究所)ポストドクトラルフェロー(神経分化の研究)などを経て、現在、国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野プロジェクトリーダー、東京医科大学医学総合研究所基盤研究領域分子細胞治療研究部門教授を兼任するエクソソーム研究の世界的権威。早稲田大学や星薬科大学などでも指導を行い、日本癌学会評議員、日本RNAi研究会運営委員、日本エクソソーム協会会長などを務める。がん細胞が自ら分泌するエクソソームに注目し、エクソソームが内包するマイクロRNAによるがんの転移メカニズムを解明しており、そのがんの転移メカニズムを応用した診断は、がんを超早期発見できるがん診断としてまもなく実用化されることになっている。またエクソソームを標的とした、がんをはじめとする様々な疾患への新規治療法や診断法への応用も期待されている。

田中 俊一 理事長

1983年横浜市立大学医学部医学科卒業後、同院第三内科入局。東北大学医学部付属病院第三内科、横浜市立大学医学部内科学第三講座の専任講師を経て、1997年金沢内科クリニックを設立。1999年、医療法人金沢内科クリニック(現・医療法人みなとみらい)理事長に就任。1997~2007年にかけて、ニューヨーク市立大学Assistant Professor、国際医療福祉大学附属熱海病院内分泌糖尿病内科教授、同大学大学院臨床試験研究分野教授、同大学附属三田病院内分泌糖尿病内科教授、横浜市立大学大学院教授を併任。現在、医療法人みなとみらい理事長。

ジョセフ・ラファエール医師(Joseph M. Raffaele, MD)

プリンストン大学で哲学文学士号を取得後、1989年ハーネマン大学医学部で博士号を取得。ニューヨーク州立病院/コーネル大学医療センターで研修し、ダートマス医学部の臨床助教授でありながら、Hitchcockクリニックで診療も行っていた。
米国内科学会の会員、委員会認定の内科医、年齢管理医学委員会の外交官。1995年、科学的根拠に基づく治療プログラムの研究開発を開始し、PhysioAge Medical Groupを共同設立。現在使用されているPhysioAgeフォーミュラをKumm博士と共同開発。1997年以来、年齢管理医学と老化のバイオマーカーに焦点を当てている。